クモのようにコツコツと

フロントエンドエンジニア イイダリョウの技術ブログ。略称「クモコツ」

【Vue.js】Google Chartsのグラフと連動させる

Google Chartsの記事で描画したグラフとVue.jsの連動に挑戦。入力した数字

【目次】

前回のおさらい

前回のグラフ。一つ目の連想配列から値を読み込んでいる方。

See the Pen GoogleCharts 02 by イイダリョウ (@i_ryo) on CodePen.

コードの詳細は前回の記事を参照。

※参考:Google Chartsでスプレッドシートを読み込んでグラフを表示する - クモのようにコツコツと

投票ボタンを設置

ここに投票ボタンを設置する。

See the Pen GoogleCharts 05 by イイダリョウ (@i_ryo) on CodePen.

下に追加した投票ボタンを押すとグラフの値が変わった!

HTMLコード

<section>
<!--中略-->
  <p>あなたが使っているのはどのエディタ?</p>
  <ul id="tohyo">
    <li v-for="(item, c) in dataArray" v-if="c>0">{{item[0]}}:{{item[1]}}
      <button v-on:click="addOne(c)">投票</button>
    </li>
  </ul>
</section>
  • #tohyoの中に投票ボタンを配置
  • リストliの中にv-for属性とv-if属性
    v-forの値(変数, 番号) in 配列で配列から値と番号を取り出してループ
    v-ifの値c>0は条件でもし番号が0より大きければ
    リストの中は配列の1つ目item[0]で変数、2つめitem[1]で番号を表示
  • ボタンbuttonの中にv-on:click属性。値はaddOne()メソッドで引数はc

v-for属性、v-if属性、v-on:click属性はVue独自の属性。
データの1行目は項目名だったため、v-ifで2行目以降を読み込んでv-forでループする。

JSコードにVueのコードを追加。

new Vue({
  el: '#tohyo',
  data: {
    dataArray: editor
  },
  methods: {
    addOne: function(val) {
      var obj = this.dataArray[val];
      obj[1]++;
      this.dataArray.splice(val, 1, obj);
      drawChart();
    }
  }
});
  • Vueインスタンス作成
  • 連想配列1つ目elキーに#tohyoタグと紐付け
  • 連想配列2つ目dataキーの中も連想配列
    dataArrayキーにデータの配列editorの値を紐付け
  • 連想配列3つ目methodsキーの中も連想配列
    addOneキーの値は無名配列、引数はval
    変数objにデータdataArrayの該当する値を読み込む。 objの値に1加算する dataArraysplice()メソッドで値を追加。valの位置から1つ削除してobjを追加。 drawChart()`メソッドでグラフを描画

HTMLの投票ボタンが押されたときに、そのボタンのaddOne()メソッドが発火する。メソッドの処理はVueのmethodsにある。 該当するデータの配列にsplice()メソッドで1追加する。追加した内容でグラフを描画する。

splice()メソッドは配列に値を追加、削除するメソッド

※参考:Array.prototype.splice() - JavaScript | MDN

最後に

f:id:idr_zz:20190722233636j:plain

投票ボタンとグラフが紐づいて動的にグラフが書き換わりました!しかしこのままだとブラウザをリロードすると値がリセットされてしまいます。これを回避する方法としては、LocalStrageに値を登録する方法がありそうです。また、スプレッドシートから値を読み込んでいる場合はGASを使うとボタン操作に対応してスプレッドシートの値を編集できそう。また研究を続けます。それではまた!


※参考:Vue.jsの習得のためにやったことまとめ
qiita.com