クモのようにコツコツと

フロントエンドエンジニア イイダリョウの技術ブログ。略称「クモコツ」

黒い画面だけでWebページを作成する - 前編:ファイル、フォルダの作成

初めての黒い画面」以降、ちょいちょい黒い画面(ターミナル)に触れてきましてだんだんと慣れてきています。ここらで新たな試みをしてみます。そう、私は感じたのです。もしかしてだけど、もしかしてだけど、黒い画面だけで、テキストエディタ使わずにWebページが作れちゃうんじゃないの?と。実際にやってみた。

【目次】

※参考:初めてのPython(インストール〜Hello world)と初めての黒い画面 - クモのようにコツコツと

黒い画面(ターミナル)を起動

まずは黒い画面(ターミナル)を起動します。「アプリケーションフォルダ>ユーティリティ>ターミナル.app」です!ま、前回も触れた通り、実際は「白い画面」なんですけどね。このまま黒い画面と呼び続けますw

1行目は前回のログイン日時です。

Last login: 曜日 月 日 時:分:秒 on ttys000

2行目は「コンピュータ名」「ディレクトリ」「ユーザ名」です。

コンピュータ名:~ ユーザ名$ 

初期画面では「ディレクトリ」はチルダ~になっています。これは「ホームディレクトリ」という意味です。

※参考:Mac買ったらまず3つのディレクトリを覚えよう - Liquidfuncの日記

最後のドル$マークのあとにコマンド(命令)を打っていきます。

cdコマンドでデスクトップに移動

以前にも解説した通りcdコマンドはChange directoryの略で、任意の場所に移動できます。

$ cd 場所

cd Desktopと入力

$ cd Desktop

エンターで実行!

コンピュータ名:Desktop ユーザ名$

~Desktopになりました!

さあここからディレクトリやファイルを作っていきたい。下記のページがわかりやすいので参考になります。

※参考:ファイルの作成、ディレクトリの作成、ファイルのコピー、ファイルの移動、ファイルの削除、ファイルの表示 - FJORD,LLC(合同会社フィヨルド)

mkdirコマンドでディレクトリ作成

まずデスクトップ上にディレクトリを作りたい。mkdirコマンドです。Make directoryという意味です。

$ mkdir ディレクトリ名

ディレクトリ名htmlと打ってみます。

$ mkdir html

エンターで実行!

おお!見てください!デスクトップに新たにhtmlというディレクトリ(フォルダ)が作られました! f:id:idr_zz:20181122210157j:plain

ディレクトリを開いてみる。中身はまだない。。 f:id:idr_zz:20181122210234j:plain

さらにhtmlの中にcssディレクトリを作ってみる。

$ mkdir html/css

エンターで実行!

やった!cssディレクトリが作られました! f:id:idr_zz:20181122210543j:plain

どんどんいきましょー。次はjsディレクトリ。

$ mkdir html/js

エンターで実行!

成功!jsディレクトリが増えています。 f:id:idr_zz:20181122210813j:plain

touchコマンドでファイルを作成

次はファイルを作成します。touchコマンドです。

$  touch ファイル名

まずはcdコマンドでhtmlディレクトリへ移動。

$ cd html 

チルダ~htmlになりまする。

コンピュータ名:html ユーザ名$

次にファイルを作成。ファイル名はindex.htmlにしませうか。

$  touch index.html

見てください!ファイルが作られました! f:id:idr_zz:20181122212112j:plain

同様の手順でcssファイルも作ります。cdコマンドでcssディレクトリに移動。

 $ cd css

移動しました。

コンピュータ名:css ユーザ名$

touchコマンドでstyle.css作成。

$  touch style.css

cdコマンドでjsディレクトリに移動。

 $ cd ../js

この時、注意すべきは上の階層に移動するために相対パスの../と加えることです!(HTMLのリンクの書き方と同じですね)

※参考:cdコマンド(ディレクトリの移動)

移動しました。

コンピュータ名:js ユーザ名$

touchコマンドでscript.js作成。

$  touch script.js

見てください!ちゃんと該当するディレクトリの中にcssファイル、jsファイルが作られました! f:id:idr_zz:20181122213047j:plain

なんだか遠隔操作をしているようで楽しいです♪

cpコマンドでファイルの複製

ここで少しだけ脱線して、ファイルの複製、移動、削除をやってみます。

まず複製。cpコマンドです。Copyという意味です。

$ cp ファイル名 ファイル名

一つ目のファイル名が複製するファイル名です。二つ目は複製したファイルの保存名です。(同じ場所、同じ名前だとエラーになりました)

cdコマンドでhtmlディレクトリに移動します。

$  cd ../

上の階層に移動するにはディレクトリ名は不要で相対パスの../だけで大丈夫です!

移動しました。

コンピュータ名:html ユーザ名$

index.htmlを複製してみましょう。

$ cp index.html index2.html

複製したファイルの名前はindex2.htmlにしました。

結果です。ファイルが複製されました! f:id:idr_zz:20181122214325j:plain

mvコマンドでファイルの移動

脱線2。複製したファイルを別のディレクトリに移動してみる。mvコマンドです。moveという意味です。

$ mv ファイル名 ディレクトリ名

index2.htmlcssディレクトリに移動します。

$ mv index2.html css

移動しました! f:id:idr_zz:20181122214842j:plain

rmコマンドでファイルを削除

脱線3(だっせんトリオ)。ファイルを削除します。rmコマンド。removeという意味。

$ rm ファイル名

cdコマンドでcssディレクトリに…

$ cd css

移動しました。

コンピュータ名:css ユーザ名$

index2.htmlrmコマンドで削除

$ rm index2.html

ファイルが削除されました! f:id:idr_zz:20181122215504j:plain

これで元の状態に戻りました。脱線終了〜♪

ファイル、ディレクトリを操作してわかったんですが、CUIは「今、どこの場所にいるか」を常に意識する必要があります。これを間違えると「ファイルが見つからない」などのエラーになります。こんな感じです。

-bash: cd: ディレトリ名: No such file or directory

次回はファイル内を編集!そう、viコマンドならね

ふい〜。ちょっと疲れたので今回はここまでです。

今回ディレクトリとファイルをいくつか作成しましたが、ファイルの中身はまだ空っぽです。

f:id:idr_zz:20181122221319j:plain

次回、このファイルの中身を編集していきたく思います。テキストエディタを使わず「黒い画面」だけで !!そんなことができるのでしょうか?できるんです!そう、viコマンドならね。それではまた!

※参考:後編書きました!
黒い画面だけでWebページを作成-後編:viエディタでコーディング! - クモのようにコツコツと


※参考:Web開発環境の記事まとめ
qiita.com