前回、データ分析をしたくなってPythonに挑戦しました。同時にこれまで苦手だった「黒い画面」(ターミナル)にも触れることができました。そしたらなんと、これまでよくわからなかった黒い画面系の記事がなんとなくわかるようになってきました。「サーバサイド四天王」*1の一つ「Ruby」に挑戦してみます!!
【目次】
- Macには最初からRubyがインストールされている!
- 最新版へのバージョンアップに必要なサードパーティツール
- REPL(自動応答モード)で四則演算
- Rubyファイルを作成
- rubyフォルダに移動(cd)、パス確認(pwd)、ファイル一覧表示(ls)
- .rbファイルのRubyプログラム実行
- 最後に
Macには最初からRubyがインストールされている!
インストール方法について調べたところ、なんということでしょう。Macには最初からRubyがインストールされているらしいです!
ターミナルを起動して確認しましょう。
※参考:黒い画面(ターミナル)の基本はこちら
初めてのPython(インストール〜Hello world)と初めての黒い画面 - クモのようにコツコツと
ターミナルを起動したらruby -v
というコマンドを打ちます。($
は最初からある記号です。その続きを打ってください)
$ ruby -v
エンターを叩いて実行!
ruby 2.3.7p456 (2018-03-28 revision 63024) [universal.x86_64-darwin17]
こちらが結果です。私の環境ではバージョン2.3.7が入っているようです。
最新版へのバージョンアップに必要なサードパーティツール
Rubyの公式サイトを見るに、2018年11月現在の最新バージョンは2.6.0のようです。
「ダウンロード」ボタンがあるんでさっそくクリック…と、ちょっと待ってください!
こちらは公式チュートリアルの「インストール」の解説ページです。
※参考:Rubyのインストール
サードパーティツール
多くのRubyistたちは様々な特徴を持つサードパーティツールを使ってRubyをインストールしています。
ほうほう。で、その「サードパーティツール」ですが、随分たくさん挙げられていて、初心者の自分にはちょっとよくわからない。全部必要なん?
調べてみたらもう少しシンプルに解説をしてくれている記事がありました。
※参考:MacでRuby!ターミナルの使い方からHomebrewのインストールで環境構築 | エンジニアライブログ
どうやらこのような流れになるようです。
Mac用のパッケージ管理ソフト「Homebrew」とRubyのバージョン管理ソフト「rbenv」をインストールすると簡単にバージョンを変えることが出来ます。
さっそく試してみたのですが、途中で「Xcode」や「command line tools」を入れようとしたり、作業が途中で止まったり?*2で、結局わからなくなって「Control + C」で強制終了してしまいました。
バージョンアップは次の機会に慎重にやりたく思ふ。。
REPL(自動応答モード)で四則演算
さて、今回はRubyのプログラミング体験を優先します。公式チュートリアルを参考にしてみます。
※参考:20分ではじめるRuby
「20分ではじめる」って素敵すぎるフレーズ!始めます。
前回のPythonと同様、RubyでもREPL(自動応答モード)でターミナル上にプログラムを実行できるようです。
ターミナルを起動して、irb
と入力
$ irb
エンターを叩いて実行!
irb(main):001:0>
これがREPLが実行できることを表しています。(Pythonではここは>>>
でした)
このまま繋げて処理を書きます。
irb(main):001:0> (処理)
前回と同様に1〜9までを掛け算してみましょう。
irb(main):001:0> 1 * 2 * 3 * 4 * 5 * 6 * 7 * 8 * 9
エンターで実行!
=> 362880
答えが出ました!「362,880」です。当たり前ですがPythonの時と同じ答えでほっとしたw
REPLの出力結果は頭にアロー=>
が付いています。
なお、その下に続きのREPLが打てるようになっていますが…
irb(main):002:0>
(main)
のあとの数字が002
とカウントアップしてますね。REPLを実行するごとにここの数字がどんどん増えていきます。
なお、REPL状態を終了させるにはquit
します。
irb(main):002:0> quit
Rubyファイルを作成
次に、前回と同様テキストエディタでRubyのファイルを作成します。Rubyファイルの拡張子は.rb
です。
hello.rb
というファイル名で保存。文字コードはUTF-8です。デスクトップに「ruby」というフォルダを作ってその中に保存します。
中にはHello world的なコード。
puts "はろー、るびぃ!"
Rubyはputs
というコマンドです。Pyhthonではprint()
というメソッドでしたがputs
はカッコ()
がつきません。
半角スペースをあけて出力する内容を続けます。どちらかというとPHPのecho
に近い形ですね。
※参考:PHPの基本を理解するためにJSと比較する - クモのようにコツコツと
そして行末にセミコロン;
がつかないところはPhtonと近いです。
rubyフォルダに移動(cd)、パス確認(pwd)、ファイル一覧表示(ls)
ここからは前回と同じ工程になります。ターミナルを起動してcd
コマンドを打ちます。
$ cd Desktop/ruby
場所がチルダ~
からruby
に移動します。
コンピュータ名:ruby ユーザ名$
念のためpwd
コマンドでパスも確認
$ pwd
エンターで実行!
/Users/コンピュータ名/Desktop/ruby
合ってますね!
ls
コマンドでファイル一覧も表示
$ ls
エンターで実行!
hello.rb
ファイル名hello.rb
が表示されました!
.rbファイルのRubyプログラム実行
さあいよいよ、.rb
ファイルの中のRubyプログラムをターミナルから実行します!
ruby
コマンドのあとにファイル名を繋げます。
$ ruby hello.rb
エンターで実行!
はろー、るびぃ!
やたっ!puts
の文字列「はろー、るびぃ!」だけが表示されました。
hello.rb
の中のプログラムが動いたということです!
最後に
ということで、前回のPythonとほとんど同じ流れでREPLとHello worldに成功しました!(Rubyのバージョンアップという課題は残りました。これはまた次の機会に…)
RubyもJS、PHP、Pythonなど、他のプログラミング言語と比較しながら基本書式を習得していきたく思います。
最終的にはフレームワーク「Ruby on Rails」を利用してWebアプリ制作をやってみたいです。
また、サーバサイドJSのNode.jsも同じような流れでターミナルで操作ができそうです。そちらも記事にしていきます。それでは!
※参考:Web開発環境の記事まとめ
qiita.com